犬用シャンプーのえらびで気をつけたいことってなんだろう

こんにちは、ミニットの山田です。

人間用と同じく、動物用シャンプーも近年様々な種類のものが世の中に出回るようになりました。あまりに種類が多いのでどれを選んだら良いかわからず、色々試した結果12回使っただけのボトルがどんどん増えてしまうという悪循環に悩むことはないでしょうか。

最近ではコロナ禍でペットサロンに連れていく頻度が減ったり、愛犬が歳を取ってペットサロンへ連れていく負担を掛けたくなかったり、様々な理由で愛犬をおうちで洗いたいという方が増えてきています。

シャンプーと一言でいっても中身は千差万別あり、「やさしい」と謳ったシャンプーだから良いものとは限りません。そこで今回の記事ではシャンプーの基本的な特徴や選ぶときのポイントを解説したいと思います。

なぜシャンプーが必要か

主なシャンプーの目的は汚れと臭いの除去です。汚れを落とさず不衛生な状態が続くと、菌などの繁殖による臭いの発生や、皮膚のバリア機能が損なわれることによる肌荒れなどが発生する恐れがあります。そのため、定期的にシャンプー洗浄することで被毛や皮膚についた汚れを落とす必要があるのです。

ちなみに、薬用シャンプーというものもありますが、これは表皮に過剰発生している細菌や寄生虫の殺菌を目的とすることが多く、汚れを落とす効果としては洗浄用シャンプーに比べて弱い場合があります。

シャンプーにもとめるものは「脱脂力」

わんこに付着する汚れの主なものは被毛から分泌される皮脂とよばれる脂質成分、つまり脂(あぶら)のようなものです。通常はこの皮脂が汗と混ざり合うことで皮脂膜を形成し、それが皮膚や被毛を覆うことで外部の刺激から守られるのですが、皮脂は日常分泌されるので、古くなったものは堆積して酸化するなどして汚れや臭いの原因になります。更にそこへ抜け毛、排泄物、外出時のホコリ、花粉、粉塵といったものが付着します。

つまり、シャンプー洗浄ではこの脂質(とそこに付着した様々な汚れ)をしっかり取り除くことがとくに重要になり、効率のよい脱脂力がシャンプーにはもとめられます。

「刺激」と「保湿」に気をつけよう

さて、ここまでの説明でシャンプーには脱脂力が必要ということが分かりましたが、実際のシャンプーえらびでは脱脂力に加えて刺激性と保湿力のバランスが重要になります。まずはシャンプーの主な分類をみてみましょう。シャンプーは界面活性剤の種類のよって大きく3つに分類され、それぞれ脱脂力などが異なります。
 


シャンプーの頻度が低いなどの理由で非常に強い汚れがついている場合は、その分強い洗浄成分が必要になりますが、そうでない場合はできる限りせっけん系やアミノ酸系の刺激性の低いシャンプーをえらぶのが良いといえます。また、シャンプーの頻度だけでなく皮膚の状態によっても使うシャンプーをえらびます。特に皮膚トラブルを抱えているわんこの場合、刺激の強い成分によって状態が悪化することがあるので注意が必要です。

もうひとつシャンプーえらびで気をつけたいことが、過度な脱脂です。皮脂は保湿機能を有しているのですが、この保湿機能が皮膚のバリア機能の保全に非常に重要な役割を果たしています。脱脂のし過ぎで保湿機能が損なわれ、そのままケアをしないでいると皮膚のトラブルにつながることがあります。何らかの理由で脱脂力の強いシャンプーを使いたい場合、保湿機能を有しているものをえらぶか、シャンプー後のコンディショニングによる保湿を徹底しましょう。

ミニットの特徴

ミニットのシャンプーは低刺激でしっかり脱脂するのが特徴です。脂肪に反応して洗浄力を発揮する炭酸水素Naやアミノ酸系洗浄成分を配合しています。これによってあまり刺激をかけずに素早く汚れを浮かして洗い流すことができます。またさっぱりとした仕上りになるので、乾燥が早いという評価をいただいています。ミニットではコンディショナーのご利用を推奨していますが、保湿性を高めるためにヒアルロン酸Naやプラセンタエキスといった成分もシャンプーに配合しています。

「汚れを落とす」だけを目的としない

ミニットのシャンプーは飼い主と愛犬との時間をより豊かにしたいという想いから開発しています。そのため、できる限り双方に負担がかからないよう洗浄時間が短くなるような処方にしています。また、シャンプー時の刺激は手でごしごしこすることによる直接的な刺激もありますので、できるだけこすらずに汚れを洗い流せるような作りになっています。香りにもこだわり、シャンプー後にはふわっと森にある木々の蜜のような香りを感じられるはずです。

シャンプーえらびに正解はありません。生活環境や愛犬の状態によってシャンプーの良し悪しが変わるからです。しかし、基本を抑えず合わないものを使用し続けていると、愛犬のためにやっているシャンプーが逆に負担になってしまう危険性があることを覚えておきましょう。

今回は「脱脂力」「刺激」「保湿」という3点に注目したシャンプーえらびについて解説してみました。

次回もお楽しみに!

Have a good time with buddy!

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犬用シャンプーのえらびで気をつけたいことってなんだろう